先週3月25日に放送された「朝まで生テレビ!」は、
「緊急討論!この危機をド~乗り越えるか?!」を
テーマに、福島第一原発の事故を徹底的に話し合った。
この朝生では、僕が考えつく限りの問題について、
専門家そして東電の役員も交えてとことん討論できたと思う。
時間の関係で足りない部分もあったかもしれないが、
問題点はほとんど出せたと思う。
それにしても、政治は一体何をしているのか。
救国のために当然、連立すべきである。
そのためには、菅首相が国難に政治生命を賭けて取り組む、
一段落したら辞める、ぐらいの姿勢を示すべきである。
震災が起きた当初は、アメリカ、フランスなど外国の報道は大仰過ぎる、
それに対して、日本の報道は落ち着いていて慎重で正確だと思っていたのだが、
今になって逆だということがわかった。
アメリカやフランスの報道は、初めから炉心溶融が起きている事が前提であった。
それに対して、日本は炉心溶融無しの報道であった。
ところが、明らかになった2号機の水の極端な汚染から
今や炉心溶融が起こっていると判断せざるを得ない。
東電も当初は、電気が通れば、冷却装置が早々に稼動するとみていたようだが、
今のところ稼動の見通しはついていない。
間違ったら修正すれば良いので事実を発表すべきである。
僕は、東電にも政府にも、炉心溶融は起きていないのかと何度も聞いたが、
起きてないと、答えていた。
ところが実は起きてる事が判明した。
僕自身も甘かったと思う。
どう対応するのか。東電からもはかばかしい答えはない。
現在のところ原発敷地より外側に、高濃度汚染は拡がっていないようだ。
なんとか敷地内でくい止めようと、現場の作業員たちが必死になっている。
頑張ってもらいたい。
① 3/26保安員発表 福島第一原子力発電所1号機タービン建屋地下の溜まり水の測定結果について(保安員の発表したデーターです) クロル38が検出されています。海水の塩の中のクロル37が圧力容器内で中性子を捕獲したため、と考えられます。(今現在訂正間違い等の発表はありません。)ちなみにクロル38の半減期はわずか37分です。つまり再臨解しているかもしれない状況です。ホウ酸は現在投入していない模様。
② 7日深夜に宮城県沖で起きた強い地震により、東北地方の原子力施設では、冷却システムが一時止まるなど影響が出た。
東北電力東通原子力発電所外部電源2系統が止まったため、停電後にプールの冷却系が自動停止したが、およそ1時間後に再開
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場外部電源2系統の電力供給が止まったが、非常用電源が稼働した。
東北電力女川原発では外部電源4系統のうち1系統を除き、電力供給が停止。
原子力施設で非常用発電機を働かせるケースは、通常の外部電源が使えなくなった場合に稼働する最終手段である。いとも簡単に最後の首の皮一枚まで事態が進行しました。
女川原発も電源喪失まであと一歩、まさに、安全な原発など存在しないことが証明されたと思います。
③ マスコミは電力会社という巨大な広告主にたいして、事実を公開することを、タブーとしているのか?
朝生など震災に関する精力的な取り組みご苦労様です。いずれもたいへん有益でした。
「炉心溶融」についてですが、まったくの素人ながら、僕は最初から「メルトダウン」について論者により概念の使用法が違っていると感じていました。
燃料棒の一部が溶融しているというのはかなり早い時期から指摘されていましたが、問題は、それが「全面溶融」になり「再臨界」(核分裂とその連鎖反応の発生)につながるかどうかだったのではないかと考えていました。いまでは「再臨界」もひょっとして一部起こっているのかもしれませんが、いまなおポイントは「再臨界→水素ないし水蒸気爆発→格納容器崩壊」が今後起こりうるかどうかではないかと見ているのですがいかがでしょうか?
・上杉隆氏、原発設計者、上原春男氏共同インタビュー会見7本。
http://www.youtube.com/watch?v=B1aAYwCnRt8
http://www.youtube.com/watch?v=42glnjDbHg0
http://www.youtube.com/watch?v=VS0JufTbRto
http://www.youtube.com/watch?v=txkDYIYIc1s
http://www.youtube.com/watch?v=UvVndLGt-ec
http://www.youtube.com/watch?v=v3zg8mt6ll0
http://www.youtube.com/watch?v=6nBnId_HS70
・上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告6本。
http://www.youtube.com/watch?v=-u1Rac3YBbI
http://www.youtube.com/watch?v=0ur1dyhLtys&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=o91IDAxrNG8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=eMZMfpiOD8Q&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=f_ELXK3oaNw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ZhlwTXxyfm4&feature=related
読売新聞 2011年3月12日14時18分 http://t.co/MdiQ5sp
朝日新聞 2011年3月12日14時22分 http://goo.gl/FB4tu
毎日新聞 2011年3月12日10時42分 http://t.co/x6SNzaz
産経新聞 2011年3月12日14時18分 http://t.co/KRTba2U
共同通信 2011年3月12日18時50分 http://goo.gl/ZDFVh
少なくとも各社、可能性については当初から言及しています。
炉心溶融が起こっている可能性について、専門家なら早期につかめていたはずだ。もし、東電が最初からその可能性に対して肯定的な発言をしていたらどうだったろうか。その発言が与える国内外への影響は計り知れないものだ。「可能性」という不確実な内容について、誰も責任を取りたくない。だから、正確な情報は出てこないのだろう。
そもそも、今回事態を大きくしてしまったのは、決断・責任の取れるリーダーがいなかったからに尽きると思う。リーダー不在なら、現場が頑張ればいいかもしれないが、現場では目の前で起こっていることに対するリアクションしかできない。今回、福島の現場で頑張っている人たちの活躍だけが目につくのも、リーダー不在の証。東電の記者会見を見ても、誰がリーダーなのかさっぱりわからないのは私だけだろうか?
今回の事で、自分でも考えすぎだと思うのですが。
がんが食生活のせいだと言われていたのが嘘で、
1970年前後に日本に原発が建ったことで日本のがん患者が増加したのだとしたら?
原発でも事故が年ごとに微量に起こる→危険を知らされていない住民が内部被ばく。原発が海水を海に流すことによって被ばく者もでる
患者が増え続ける。
日本に原発が建つ前のがん患者数と、
立地後の患者数を見比べてみた場合どうなるのか?
年ごとのがん患者数を並べ、
その上で原発に事故が起こった年と前年、
事故後の患者数を見比べたら・・
原発周辺の市町村と多市町村のがん患者数の差異。
医療関係者はぐるではないかもしれませんが、
これがあっていれば、政府と原発が手を組みながら黙っていたことになると想像してしまいました。
がん患者が増えることで、ビジネスが増え一部が儲かるとか・・
さすがにこれは考えすぎですよね・・。
素人考えですみません。丁度、原発大国の県に住んでいてナーバスになっているのかもしれません。乱文失礼しました。
110406鳩山由紀夫前首相勉強会
http://www.ustream.tv/recorded/13808412
これ見ました
次回の朝生は上杉隆をキャスティングしてください
上杉氏がキャスティングできれば朝生を信用できます
前回の朝生はやさしいコメントする人しかでていません
上杉隆や宮台真司を入れて下さい
前回の「朝まで」は期待していただけにがっかりでした
出演者の皆様は皆安全を信じてる方ばかりで
その時点で起こっているが発表されていない事・これから起こるかもしれない現状より悪くなることについては想像力も働かせない方ばかりでした
国民がパニックを起こしてはいけないのでTVでは発言できないのでしょうか?
真実を追究する姿勢がなく、口をそろえて好事象ばかりすぐに発表する報道一辺倒ではジャーナリストが多数いる意味は無いのではないでしょうか?
今後の活躍に期待しております
本気でいってらっしゃるんでしょうか?
あの番組を見て、どれだけの人が茶番だと感じたか。
緊急会議 飯田哲也×小林武史 (2) 「なぜ原子力を選んだのか?」
http://www.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/20110408_5008.php
あの場で、原発の安全対策への議論はあったと思いますが、今かなり多くの国民が
思っている原発自体の是非、それに関する議論はまったくなかったと誰が見ても明白です。
もしそういう議論を無視してあのくだらない討論番組(その体をなしてませんが)をやるのであれば、もうジャーナリストとして引退を考えてください。
あなた方を含めたテレビの御用学者やジャーナリストには、本当にうんざりしています。
今回の震災に対し当初、各国は同情と支援を寄せてくれたようですが、現在はどうでしょう?。
東電の対応も情報の隠蔽や後出し等、優先順が住民の安全より会社の方に重きを置いてるように思えます。
高濃度に対し低濃度だと言葉を操って、理解を求める所か説明もせずに放射能による海洋汚染を行った愚挙には、唖然としました。
それと、菅総理というより、民主党は責任という言葉を理解していないように思えます。おそらく何の責任もとらず、何の罪悪感も持たずに、恥ずかしげも無くバッジをつけるべく活動すると思いますよ。
平常時の計画情報隠蔽が、非常時には災害を拡大させる。
私は地方自治体で水道事業に携わる技術者です。福島原発により水道水の放射能汚染があり、これらに関わる原子力安全委員会の基準、WHOの基準、ICRP勧告等をひととおり調べたうえで、朝生を見ました。
多くの専門家の方が、これらの基準を知っているように思いましたが同時に、錯綜していたり、理解されていない部分も多く見受けられ、議論が上っ面をなめるだけで深く掘り下げられなかったという感想を持ちました(朝生を拝聴して自分の方が情報を持っていると感じたのは初めてです)。
また、炉心溶融(メルトダウン)も当時は政府から発表されておりました。しかし、官房長官がチェルノブイリで起きたメルトダウンとは意味あいが違うということでいたずらに不安を煽らないために、炉心溶融という言葉を使わない方針にするという話もされていたかと理解しています。
確かに、官邸、経産省、天下り官僚を含めた東電に一連の災害管理に問題点が多くありますが、同時に自前の調査能力を持てず彼らから正確な情報を出せなかった報道機関にも問題点があると思います。
今後一層の情報収集と分析を通じて、事態の解決に向けて関係各所で全力で取り組んでもらいたいと思います。
インターネットやツイッターで常に原発の情報を確認していましたが、テレビ報道との格差は当初から明らかでした。またニコニコ動画で東電の会見が一部始終中継されていますが、質問に対する答えが先延ばしどころか、全く回答する気がない様子です。一番腹立たしいのは、いまだに協力体制が全く見えてこない事。東電・保安院・原子力安全委員会、専門教授等が一つのテーブルで話をするのは、当たり前だと思いますが…
あともう一つ気になるのは、上杉隆氏の指摘です。海洋汚染に対して、海外メディアがかなり批判的な姿勢で、上杉氏曰く日本は海洋汚染国家として損害賠償の問題になるという話をされていました。地震の被災国だからという理由であの行為が許されるのか。初めから手を差し伸べると言ったのに断った結果としてこの事態、自分が外国の立場であれば許せません。法律含めて考えるとどうなるのでしょうか?
地震当初、何を言っても不謹慎、がんばっている人に悪いなどの風潮がありましたが、その結果がこの事態です。間違いを公表し、よい方向を模索していくのがマスコミではないでしょうか。今回のこの問題は、決して政府・東電だけの問題でなく、マスコミ・テレビ・新聞、そして自分自身の甘さにも大きな問題があったと思っています。
日本をダメにしてはいけない。今の今、国民全員が3月11日以前の日本に簡単には戻れない覚悟で進んでいかないと、取り返しがつかないと思います。